2010年5月26日(水)~30日(日)
10時~17時
古楽譜・教会・書・唐紙図案など約30点。
奈良市高天町路地(アート福住ビル南側奥)
ぎゃらり~集(つどい) 奈良市高天町44
少雨実施、荒天の際は「集」での展示のみ。
会場は近鉄奈良駅から南西すぐの路地と路地奥のギャラリー。
駅の賑わいよそに、古くからの町家・長屋の残る静かな路地の格子に、
木版画が展示される。
奥の「ぎゃらり~集」には実物の版木と作者本人が、訪れる人を待っている。
今回の個展のコーディネーター小田部タモン(奈良市在住)は次のように語る。
「定年後に始めたとはいえ、17年も続けると、初期の素朴な作品から、
現在の緻密な作風に至るまでの変化が面白い。
また、長年、老舗百貨店の呉服部門に奉職していたという経歴が
図案や色彩に関する独特の感性をはぐくんでいることが一見して理解できる。
とにかく作品の完成度をうんぬんするよりも、格子に飾られた木版画がある路地の
雰囲気を楽しんで欲しい。
『おとうさん、たまにはお札を彫って摺って欲しいわ』という妻。
『路地に来るお客さんにサービスに歌でも歌ったら』という娘。
そんな周囲の雑音にもめげず、展示作品の選択に悩む作者は今、
奈良でのさまざまな出会いが楽しみでならないようである」
お誘いあわせて是非ご来路地くださいませ!