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木の茶の間 輪-rin- ふたたび

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クリスマス・イブ

☆写真を2枚アップしました‥(12/29)

今日は朝から風もなく、
お天気の良いクリスマス・イブ。
前日、宴だったので少々寝坊をして、
ゆっくり朝ごはんをいただいて、
平城京跡に遊びに行くことにいたしました。

夜の散歩で前を通ったことのある、平城宮跡資料館
無料とは存じませんでした。
今回初めて入ります。
展示物を興味深くゆっくり見て歩きます。

そうこうするうち、団体さんがぞろぞろとやってくるではありませんか!
奈良観光のバス3台分だそうです。
聞いてみると奈良大学の文化財歴史学科という通信制のスクーリングの学外授業だそうです。
新進気鋭の万葉学者、上野誠先生の「神話伝承論」。
これは何と面白そう。
色々解説もされているみたいだし。
通信制だけあって学生さんもワタクシと同世代やあるいはちょっと上の感じ。
紛れ込んで、先生のお話を聞いちゃおうっと!




さて、ここからはワザトラシサを排除して、サクサク行きますよ。

集団末尾の名札の紐が黄色いお姉さんに聞きました。
「ごめんなさい、うっかりリセットしてしまって…周波数もう一度教えて下さいな」
…えへへ~スパイの素養ありですか、ワタクシって?
用意していたFMラジオの周波数を合わせ、すばやくヒゲ氏に装着。
ワタクシはRadiden(SONY製携帯電話)を耳にあてるも、アンテナ兼用のイヤホンを忘れる失敗に気づく。(AMだったらアンテナなしでもクリアに受信可能なんだけどなあ。)
ああ、スパイ失格だ。

見失った先生を館内で探すも人がワラワラいて大変。
「聞こえてる?」
「うん、いっぱい話ししてる」
追いかけろ~。
学生さんのうち、少人数でボランティアガイドさんを囲んでらっしゃるグループも何組かいらっしゃいました。

さて、やはり最大与党の上野派発見!
ヒゲ&マルはすばやく潜り込む。
ラジオいらないじゃん!ていう位の近さでお話を聞きます。

下級役人のお宅が何故特定出来て後世の人間に伝わるのか。
→それは借証書が文書として残っているから。
木簡が大量に残っているのは何故か。
→最近ではトイレットペーパーの代わりに使われたという説もある。ふんべらネ。
それはもう興味深い話が機関銃から放たれた弾のように、そこらに撒き散らされます。

そうこうするうちに、バスで次の地点へ出発する時間が告知されたりしました。
次の地点はどうやら朱雀門。
ワレワレは徒歩なので先に資料館を後にします。
「面白いね~」
「先生、ホントすごいね~」と語りつつ、バスが動いたかどうか気にしつつ、
後ろを振り向き振り向き急ぎます。
‥遠い。
朱雀門は良く見えるし、ほどなく着きそうなんですが、
近鉄電車の線路がじゃま。
朱雀門前を通り過ぎ、踏み切りのあるところまでとっとこ歩きます。
そうこうするうちに、バスも動き出した。
よし、門にも先回り出来るはず。
足取り軽く、前を向いて歩きます。
奈良公園と違って、お散歩ワンコの多いこと。(あちらは鹿がいるため、あまりワンは見かけません。)

さてさて、朱雀門に到着。
さ、寒い~。
うららかで小春日和なのですが、門の開口部が風の通り道になっているようです。
こちらにもボランティアガイドさんが常駐されています。
月に何日当番があるのか?などとのんびり会話していると、
バスが3台入ってきます。
学生さんたちがワラワラ降りてきて…。

え、…?
2班に分かれて朱雀門をバックに記念撮影?
へええ~こんなことするんだ。
2班が横並びで整列完了の状態で、カメラマンが移動して撮影してます。
なるほど、合理的!
と、思ったら、最後列の学生さんが、
「こっちでも写っちゃえ!」とばかりに、4~5人足取りも軽やかに移動。
2回ハイチーズしちゃってました。
門からは結構遠く、小さく見えているのですが、なんだかヘン。
どうも若いような…。
しかも、みな若いような…。
バスに乗るだけで若返るのだったら、バスに乗せてもらうんだったよ!!!
と思ったらバスが違う~。
ワタクシの学友のバスは白地に青色、奈良観光。
記念写真の団体さんは白地にオレンジ、鹿の金色シルエットが輝く、奈良交通。
え、ええ?
と思ってるうちに、写真撮影を終えたひとびとがコチラに向かってくる。
何と全員若い女性でした。

門に到着した娘っこをつかまえてどこから来たのか、どんな団体かを問いただしました。
和洋女子大の日本文学科の研修旅行です」

そうこうするうち、奈良観光のバス3台も到着。
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       奥の方にオレンジとブルーのバスが向かい合っているのが小さく写っていますよ。

こちらは記念撮影なしで、まっすぐ門に向かってきます。
帰るところの和洋女子大ご一行と着いたばかりの我が奈良大学が
朱雀門の上ですれ違います。
これぞ都の賑わいなり。
不審顔の和洋女子大生に「こちらの皆さんは奈良大なのよ」と頼まれもしないのに、
教えてさしあげると、えええええ~っとびっくり顔。
通信制だから大人なのと説明してフォローはしておきました。

またまた、すばやく先生の近くの立ち位置確保。
みなさまはレジュメを手にされていますが、ワタクシたちは資料館のパンフレットを
握り締めております。
朱雀門が高い位置に立っているのは舞台装置の役目もある…など、
説得力のあるお話を現地に立って聞く幸せ。

「さあ、みなさん南に向かってそろそろ詔の唱和と参りましょう。
ちょうど、和洋女子大のみなさんもバスに入ったようです。
あんたたち、こんなん知らんやろ~とケンカを売ってるように聞こえてもまずい。(爆笑)
ほら、遠くに見えるのは庶民です。
天子南面す、であります。」
近くの方のレジュメを盗みみると、まあキレイで大きな字で読み仮名まで振って下さってる。
大感謝。

…ところが、出だし、失敗の巻のようです。
(事前練習をしてないワタクシたちにはよくわかりませんでしたが。)
「ああ~これでは都がたちません!みなさん、もう一度はじめから!」

こんどは大成功。
朗朗と詔が朱雀門から発せられます。
「うむ、素晴しい。非常に上手くいきました。」(拍手)
先生のお墨付きを頂きました。

詔を発して後の、ワタクシの眼にはいつも車窓から見慣れている平城京が
いきなり3Dの大画面で現れるようであります。
女帝気分を味わいました。
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         詔を発した後の大勢の帝たち‥。いでたちはいたってカジュアルですが。

まぼろしの学友たちに別れを告げ、
先生に心の中で手を合わせつつ、
資料館に歩いて戻ります。
ヒゲさんは「先生の話を聞いたので、もう一度展示物を見よう!」と張り切っています。

去年の早春、入学パンフレットを取り寄せて、ワタシこれに行くかんね!と報告した時のことです。
「ほら、奈良公園や東大寺や平城京跡で学外授業があるんだって、まぎれこんじゃえば~」
「いいね!後ついて歩こうかな…もぐりの大学生だ!」
と盛り上がっていました。
けれど、本当に実行するとは。
しかも、本物であるはずのワタクシまで一緒にもぐるとは…。
ま、申し込んでいたからこそ、待ち伏せポイントが詳細に判ったわけなんですが。

資料館に戻ったら、和洋女子大のみなさまが熱心に(そうでないヒトもいましたけど)
展示物を見てらっしゃいました。

さて、長くなりましたが、この潜入レポート。
最後に平城宮跡資料館のボランティアガイドさんのお言葉を紹介して終わりたいと思います。
入り口で、奈良大の学生さんを待ち構えていたワタクシたちの横でのご発言です。

「ほら、来はったで、奈良大の通信制の学生さんたち。
なんやったら、俺が解説したろか?って面構えのヒトばっかりや~。
誰が先生やらホンマわからんなあ。」
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by kinochanoma | 2006-12-24 21:00
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