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木の茶の間 輪-rin- ふたたび

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美術史特殊講義 1日目

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ご飯/しらたきとツナの炒り煮/ブロッコリとアスパラとコーンのサラダ
昼弁当です。
学食でりぃさん猫さんとで
ゆっくりいただきました。









講義1 はじめに/美術史とは?/興福寺国宝館(事前解説)/奈良博平常展(事前解説)
講義2 院政期の絵画
講義3 奈良の社寺縁起絵「信貴山縁起絵巻(飛倉の巻)」


講義1
〔はじめに〕で3日間の全体の流れや注意事項などを。

〔美術史とは?〕ごく簡単にと先生はおっしゃってましたが、様々なことが再確認が出来、有難かったです。

〔国宝館〕阿修羅はスターだが、本尊的な位置に安置してあるのは食堂伝来の千手観音立像。
      なぜなら、国宝館は廃仏毀釈で壊された食堂の跡に建っているから。
      など、これ以外にも、なるほど~な説明の連発に必死で筆記。
      決してレポートの為だけでなく。
      楽しい楽しい!

〔平常展〕法隆寺の天蓋の様々な荘厳アイテムについて詳細な説明。
      これを聴いてから実物をみるとどんなに楽しいであろうか‥と気付きはじめる。

講義2 院政期の美術(絵画)=奈良博特別展(事前解説)
【院政】 高校の歴史の復習という感じ。有難い。
【造寺造仏の流行】 ・六勝寺 ・法華経信仰 ・「財」「才」「信」
【仏画の制作目的】 ・礼拝 ・荘厳 ・教化
【院政期の絵画-仏画-】 構成要素→主題=尊格・様式=表現,11Cと12Cの変化に注目
【キーワード】 ・尽善尽美 美麗(←→疎荒)
【美術用語】 ・截金 ・繧繝彩色 ・照隈(朱隈)  
‥冷静かつ淡々とし語り口でらっしゃるのですが、ところどころに情熱の炎が噴出します。
そして、その後すぐそれを恥じるように尚そっけなくなるシャイなお人柄。
姫君先生とココロの中で呼んでおりました。
いかにもな、座学のお勉強部分ではありますが、実に興味深く伺えました。

そして、明日、実物を見ることになる特別展 美麗 院政期の絵画 の作品別直前見所解説です。
Ⅰ美麗のほとけ
Ⅱ 説話絵と装飾経 
Ⅲ 絵巻物の世界 という章立ては特別展のそれをなぞっています。
配布資料についている番号も特別展の作品番号そのものです。
まさに直前解説です。(Ⅳ以降はとても余裕がありません。)  

Ⅰの中で今回特別展のポスターになっているのはボストンからの出品作品。
敬意を表しているのでしょう‥とちょっとシニカルなご解説が印象的。

Ⅱの中にワタクシの心を鷲掴みにしたものがありました。
それは50.「平家納経」の序品。  
見返絵が華麗なのですが、なんだか寂しげな印象も。豪華絢爛なのに。
そしてもっとすごいのが字。
群青と緑青と金泥できらきらしい料紙の上に書かれています。
目もくらむような美しさ。
‥ってプロジェクターを見て思ったのだから、実物はさぞかし‥と心躍ります。
そして芦手絵というもの。
絵のなかに字がさりげなく配されている。絵の一部のように。
これの実例をもっと他でも見たいと思ってしまったワタクシ。
(明日このおかげでビックリすることになるんです。)

Ⅲには絵巻物も色々出品されていますが、62.「伴大納言絵巻」を取り上げての解説。
全体を通しての右から左への流れ(時間も空間も)に注目すること。
一人一人の表情やポーズや衣装表現などミクロの視点で見ていくこと。
など、詳しいお話うれしいです。
         
講義3 奈良の社寺縁起絵「信貴山縁起絵巻(飛倉の巻)」
詞書は失われており、いきなり絵からはじまるのですが、
楽しい説話、動きのあるストーリーなので素直に楽しめます。
先生の説明のなかでも特に興味を引いたのは、姿が特徴的なエグレ山が出てきたら、
そこは信貴山という約束だということ。
円錐形の山は富士というのは日本人のお約束だと思っていました。
エグレ山は信貴山か~。
一種のアイコンですね。
もちろん、フライング鉢や倉、見上げる人々大真面目なのにユーモラスで‥。

一日目の講義が終わった時点でぐったりです。
充実充実超充実。
本日のレポートは「平家納経」を取り上げることにしよう。



ワタクシのための覚え書き

■明日の遠足は集合時間直前に行くがよろし。
 屋根のない、砂利敷きの場所なので是非そうなさいませと先生が。

■仏教考古学で出てきたコトバ「ヘキジャ」は「辟邪」と書く。
 わかんなかったし、調べそこなっていました‥。
 辟=刑する。
 今日判明しました。ああ、不勉強なこと。

■《重要》奈良国立博物館「美麗・院政期の絵画」
 明日の遠足のメイン!
 先生の研究分野にごく近く、しかもスクーリングの内容にジャストフィットした特別展が
 9月1日から始まるというのは、素晴らしく特別である‥とのことです。
 「今後十何年もこういうことはないと思われます。」
 ‥とウットリかつキッパリおっしゃっておられました。
 何と!幸せなこと。
 この時間空間出会いを大切にしなければバチがあたりますね。

■《重要》今年から評価一律80点ではありません。
 全てのヒトに同じ点数をつけていたのは昨年で終わり。
 今年は見合った評価をばっちりつけます。
 ‥はい、がんばります。
 
  
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by kinochanoma | 2007-08-31 19:29
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